2016年11月4日 08時42分 投稿者:サンドバック(作者)
レビュー(他サイトからの転載です)
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「これぞ"実写"のボクシングゲームだ!」
これまで全くボクシングに興味がなかった自分でさえハマってしまったゲーム。
作者がボクシング経験者という事もあり、実にリアルに、実に奥深く、ボクシングというものを描いているゲームだと思う。
ゲームに登場するボクサーのグラフィックはなんと作者本人の"実写"。ボクシング経験者ならではのリアルな動きが再現されている。
またパンチを食らった時のリアルなダメージの計算、ジャッジの判定なども、ボクシング経験者だからこそ。
操作は適度に難しいため最初は少しやりづらいかもしれないが、慣れると自分が操作している、というシンクロ感を味わう事ができて気持ちいい。
そしてこのゲームの最大の特徴は、
顔面ゲージ(他の格闘ゲームでいうところのHPみたいなもの)、
ボディゲージ(食らうとフットワークや回復力が落ちる)、
疲労ゲージ(スタミナ、食らうとパンチ力が落ちる)
の3つがあり、
仮にダメージを受けたとしても時間が経てばダメージを回復できる、という事だ。
そのため他の格闘ゲームのようにただダメージを与えればいいという訳ではなく、より効果的に効率よくダメージを与えるためにはどうすれば良いか、など
まさに実際のボクシングと同じような駆け引きが必要になる。
そしてパンチにもジャブ、ストレート、フック、アッパー、ボディ、、、それぞれのパンチにそれぞれの長所、短所があり、戦い方にも幅がある。
パンチを出しあい、相手にダメージを与えて倒す。ただそれだけの事なのに、それを実現するためのプロセスは何百、何千とあり、どれが正解という訳でもない。
まさにそういったボクシングの面白さ、奥深さを実にリアルに表現できていると思う。
このゲームでは、メインストーリーをクリアするとネット対戦をプレイできるようになり、
そこでは、CPU相手とは違う、人と人同士だからこその様々な戦術、駆け引きなどを楽しむ事ができる。
ネット対戦ではベテランプレイヤーも多く、また技術、戦術が重要なゲームであるので最初は苦戦を強いられると思うが、
負けを重ねていくうちに少しずつ戦い方が分かってくる楽しさを感じる事ができる。そしてそれはこのゲームだけではなく、ボクシングそのものを理解する事にもつながる、という
まさしく唯一無二の"実写"のボクシングゲームだと思う。